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肛門の病気について

肛門疾患について

肛門疾患といえば、いわゆる『いぼ痔(痔核)』、『切れ痔(裂肛)』、『あな痔(痔瘻)』の3大痔疾患ですが、これらだけでなく、様々な病気があり、なかには専門家でなければ結論のつかない、正体不明なのではないかと思えるような疾病もあります。これらの肛門疾患にも真摯に取り組む事をモットーとしています。また、肛門は大腸とつながり、小腸を経て胃につながり、ひいては全身、心にもつながります。肛門を通して、その人の全身、心や生活習慣を見つめる医療を目指しています。
 

肛門内科について

ほとんどの『いぼ痔』や『切れ痔』は内科的治療で治ります。当院で処方される塗り薬は、薬局で市販されている薬より強力で、それと生活指導を合わせると『いぼ痔』や『切れ痔』のほとんどが治癒します。特に『いぼ痔』に関しては、これまでは切り取らなければならないようなものまで、注射療法で治るようになりました。『痛い手術をしなければならないのではないか』と怖がらずに受診してください。
 

肛門外科について

できるだけ、手術はしたくないものですが、残念ながら『痔瘻』や、一部の『いぼ痔』『切れ痔』は手術しなければ治りません。この場合は、必要に応じて、できるだけ外来で日帰り手術を致しますが、どうしても入院が必要な場合は、提携病院に入院して手術をさせて頂く場合があります。また、患者さん自身の希望、周囲の環境や仕事に合わせて、いろいろな手術の方法がありますので、ニーズに合わせて、手術法を選択します。以下に一例をご紹介いたします。
 

痔核硬化療法  ~痔核の新しい治療法~

 元来、手術で切除が検討されるような、大きくて肛門から脱出するような痔核(いぼ痔)や、出血が多く困るような痔核に対し、切除をせずに済む治療法が登場してきています。

 痔核に薬を直接注射し、小さくしたり、出血を止めたりする方法です。手術で切除する時のように、術後に痛みが生じませんし、体の負担も軽いです。

 硫酸アルミニウムカリウム・タンニン酸という薬を注射します。出血を止めたり、痔核を縮める効果のある薬です。また、時間が経つと、炎症反応により繊維化・固定化するため、痔核が固く縮んだままの状態となります。

 治療時には肛門周囲に局所麻酔もしくは、仙骨硬膜外麻酔を行うのみですので、日帰りで手術ができます。
痔核硬化療法(図)
 

消化器内科について

肛門疾患には排便異常(下痢、もしくは便秘)がつきものです。これらを内服薬や生活指導でコントロールします。また、排便異常の原因が大腸や胃にあることがあります。時には癌などの悪性疾患があることも。特に腹痛や排便時出血が伴うと、黄信号です。内視鏡検査で悪性疾患や、腸管の炎症性疾患がないかを確かめます。
 

 

 

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